嵐山で見かけたハーレーに乗った外国人 一緒に乗っていたワンちゃんにもヘルメットが… やはり単車好きには悪人はいませんね |
昔からそう思っています。今週から麻酔科研修に来ているKb先生は、単車好きです。だから、彼はいい奴なのですが、とてもシャイなので、写真を撮られるのを嫌がっています。だから、今回は、彼の代わりに単車が登場します。
単車の王様というと、やはりハーレー・ダビッドソンでしょうか?
一番最初にハーレーを見たのは、姫路駅前でした。ツーリング途中の二人が二台のハーレーを駅前に停めていました。その大きな単車を見たとき、「バスみたいだ」と思ったのを覚えています。
1200ccのV型二気筒のエンジンから出るアイドリング音は、腹の底まで響いていました。
単車のエンジンは、空冷式といって、走行中に周囲を流れる空気でエンジンを冷却しています。効率よく熱を放散させるために、たくさんのひだがついているのですが、これが、単車のエンジンを美しく見せています。まさに機能美の極みですね。
以前、鎌倉にあるハーレーショップに立ち寄ったときに、ハーレーのエンジンの模型が展示してありました。少し古いタイプ(1948年頃)のエンジンの模型でした。これは、売り物ではなかったのですが、オーナーに頼み込んで、しばらく交渉した後に譲ってもらいました。
ハーレー・ダビッドソンのエンジン模型 青い単三電池は大きさを比較するために置きました |
これは、電源に接続すると、実際にエンジンが動きます。手前のスロットルを回すと回転数が上がるのです。眼に見えない部分まで、驚くほど精巧に再現されています。
ハーレーのエンジンはとても美しいので、ポールマッカートニーは、ウィングス時代のアルバム’Red Rose Speedway’のLPジャケットで、ハーレー・ダビッドソン(FX)のエンジンを採用していました。イギリスにはトライアンフという単車のブランドがありますが、エンジンの美しさでは、やはりハーレーに軍配が上がりそうです。
ウィングス’Red Rose Speedway’のLPジャケット(部分) 右にあるのはハーレー・ダビッドソンのエンジン |
ところで、単車で左に曲がろうとするとき、左のハンドルを前方に押していたことに気づかれていたでしょうか?これは、自転車でも同じなのですが、左に曲がるときに、ハンドルを左に切ると、実は左には曲がれないのです。
試しに、自転車か単車をまっすぐ運転しているときに、左手でグリップを少し前方に押してみてください…ほら、左に曲がったでしょ!