2013年7月18日木曜日

いつの間にか紅一点

 いつの間にか初期研修医の男女比が逆転していました。

 二年目のT先生と、今週から麻酔科ローテを開始した一年目のK先生の二人が男性で、女性は一年目のO先生一人となりました。専攻医も男:女=2:1なので、目下、麻酔科は男性優位社会です。
目下、麻酔科初期研修医紅一点のO先生

 ドレーゲルの麻酔器についている二酸化炭素吸収装置を、先日ドレーゲルソーブという製品に交換しました。








ソーダライム交換前



 従来の二酸化炭素吸収装置は、術中にソーダライムを交換しようとする際に、わずかにリークが見られて、交換している間に、デスフルランの濃度が低下していました。ドレーゲルソーブでは、専用のアダプターが取りつけられていて、交換時にもほとんどデスフルラン濃度が変化しませんでした。



ソーダライム交換中

 ただし、取りつけられた後しばらくは、ドレーゲルソーブ内の空気で希釈されて、デスフルラン濃度は少し低下します。
 交換の前後で、デスフルラン濃度を下げないためには、やはり、交換後にデスフルラン濃度を上げるか流量を増やす必要がありそうです。











 二酸化炭素吸収装置の交換時にカプノメータを観察していると、再呼吸される二酸化炭素が、見る間に増加してきました。ソーダライムの威力を再認識しました。
ソーダライムを交換するために、装置をはずすと、
再呼吸される二酸化炭素濃度がみるみる上昇していきました。

 帰り途、桂川にかかる上野橋(かみのばし)の手前で、西山に沈んだ太陽から後光がさしていました。
後光がさす夕暮れどきの西山