2013年7月23日火曜日

学習する組織をめざして

 新しいナースカンファレンス室で、ナースが話し合っていました。

 ナースカウンターの奥にあった器材室を改装して、ナース用のカンファレンス室ができました。今日は、五人で外科内視鏡手術のオリエンテーション用資料作りの相談をしていました。
新しいナースカンファレンス室でブレーンストーミング?
小規模のカンファレンスが、いつでも開ける場があるというのはありがたいですね。

 将来外科志望の1年目研修医、O先生の表情は真剣です。
 この青いスクリーンの向こう側とこちら側では、気にかけることがかなり異なっています。輸液はしぼるべきか負荷すべきか、輸血は進んでするべきかひかえるべきか、筋弛緩は目いっぱい入れるべきか入れずにおくか…等々、外科医と麻酔科医の考え方は、しばしば対立することがあります。初期臨床研修制度が発足して、ひとりの研修医が外科医の立場も麻酔科医の立場も経験できるのはよいことかもしれませんね。
う〜む、血圧が低いわ。デスの濃度を下げるか、
アルチバを切るか、エフェドリンをいくべきか…
それぞれに理由があって、どちらかが正しいという答えがあるわけではない場合もあります。いずれにしても、いろんな観点から物事を見る機会が得られるのはよいことですね。

 こちらは呼吸器外科の手術中。新しい手術室では、内視鏡システムが充実したので、一見モニター画面だらけに見えますね。
 
胸腔鏡下の術中の様子
テレビだったら4局が一度に見られます