小俣貫太監修・清水克衛著 『斎藤一人のツキを呼ぶ言葉』 (東洋経済新報社) |
齋藤一人さんは、全国高額納税者番付で、毎年トップ10位以内に入る大金持ちでありながら、下町をラフな格好で歩き、定食屋の焼き魚定食を愛する、という一風変わった方です。その斎藤一人さんが、幸せになるコツのひとつとして挙げているのが、「不完璧主義者になれ」ということなのです。
「完璧主義者というのは、完璧に物事ができる人間じゃないんだよ。人間は完璧にはできないの。
じゃあ、完璧主義者とは何ですかというと、何かやった後、完璧にできなかったことで自分を責めるか、他の人を責める人間のことなんだ」
と、一人さんは言います。
一方の不完璧主義者とは、
「不完璧主義の人間というのは、
『こんなにうまくいったんだから、よかったね』
と、上手くいったところを見て喜ぶんだよ」
不完璧主義者は結果を恐れませんから、どんなことにも積極的に挑もうという気持ちになれます。次に、失敗を責めないので、自分や他人を責めるようなことも、当然なくなります。
一人さんは、「人間のやることには限界があって、最高で78%、100%になることはない」と言います。「人間のやることは完璧じゃないから、22%は残る。それはね、次にやるときに改良すればいいの。で、次にやるときは、この22%を100だと考えて完璧を目指すんだよ。でも、この改良がどんなにうまくいっても、やっぱり78%が最高なの。すると、次にまた、この22%を改良しようとする。こうやって改良を続けていっても、いつも22%が残るの。でも、少しずつ完璧へと近づいていくんだよ」
この「78対22の法則」というのは、昨日紹介した「80対20の法則」と同じような発想かもしれませんね。
朝夕はめっきり涼しくなりました。 季節の変わり目、体調をくずさないよう、気をつけて… |