朝にコロネの歌を聞いたので、今日は何となく コロネを買いたくなってしまいました |
わずか5分間の放送ですが、なかなかの人気番組です。佐藤雅彦さんが企画にかんでいるだけに、ウィットに富んだ内容になっています。
「日めくりアニメ」では、単に日めくりをめくる、という動作に対して、毎日さまざまな方法が展開されています。
「わたしネコ」の歌のバックでは、視聴者から送られてきた飼い猫の写真が使われていて、いやされます。
おはようソングもいろいろあるのですが、「チョココロネをたべるの どっちから?」は今朝、初登場です。
チョココロネ食べるの どっちから?
あたまから派?
おしりから派?
そもそもこっちがおしりでしょ
いえいえそっちはあたまでしょ
そもそも、コロネというパン。どちらが頭でどっちがおしりなのでしょうか?
頭なら顔があるだろうな、手足をつければ上下関係がはっきりするのでは…などと考えて落書きしているうちにある発見をしました。
コロネを立てたとき、細い方を頭に、太い方をおしりに見立てると、これは女性的な感じがします。逆に太い方を頭に、細い方をおしりに見立てると、これは男性的な感じがするではありませんか!
中学生の頃に読んだ、古生物学者の井尻正二さんの『ヒトの解剖』(築地書館)という本の中にあった表現を思い出しました。
「ヒトの体を三角形で示すと、女性はおしりが大きく、頂点を上にした三角形で表され、男性は肩幅が広くて、頂点を下にした逆三角形で表すことができる」
ということは、コロネを女性と見るか男性と見るかで、どちらが頭でどちらがおしりか、という解釈は変わってくるのではないでしょうか?
人体を三角形でとらえる、という考え方は、実は脊椎麻酔でくも膜下穿刺をするときに必要となる場合があります。フラットなベッドで側臥位をとった場合、女性は肩幅にくらべて骨盤部があついので、脊椎の並びは頭の方が低くなっています。逆に男性の場合は、骨盤部に比べて肩幅が広いので、頭の方が高くなっているのです。だから、横山和子先生は、「側臥位をとった後、脊柱が床に水平であるか否かをみきわめ」なさい、と勧めています。
ちょっとした差ですが、脊椎麻酔にこだわりをもっている麻酔科医は、この差を気にしているようです。
横山和子『臨床医のための脊椎麻酔』(HBJ出版局)より |
ところで、コロネを立てずに横に寝かせたままながめると、モスラの幼虫のようなイモムシに見えてきました。頭を小さくすると、かなりアブナイ昆虫のようにも見えてきますね。
さてさて、みなさんはコロネをどちら側から食べているのでしょうか?