そこで、麻酔器についている気化器も体重測定をしてみました。ときどき、麻酔器の気化器をデスフルランからセボフルランへ、あるいはその逆の交換をすることがありますが、明らかにセボフルランの気化器の方が重いようです。
結果、デスフルランの気化器は6.8 kg。セボフルランの気化器は8.7 kgでした。人間で言うと、デスフルランの気化器は4ヶ月程度の赤ちゃんの重さ、セボフルランの気化器は9ヶ月程度の赤ちゃんの重さに相当します。見た目はセボフルランの気化器の方がスリムであるだけに、密度はずっと大きく、セボフルランの気化器の方が、持ったときに重量感があります。
ところで、今日6月30日は、一年のちょうど折り返しの日。京都では、この日に水無月という和菓子を食べる習慣があります。
黒砂糖の水無月(上)と白い外郎の水無月(下) |
本来は白い外郎生地に小豆をのせて、三角形に切られています。三角形なのは、暑気をはらう氷室の氷に見立てているからなのだそうです。水無月の上の小豆については、悪魔払いの意味があるという説もあります。
今は、白い外郎だけではなく、黒砂糖味や抹茶味のものも売られています。