2013年6月15日土曜日

虹の根っこにゴブリンがいるかしら?

 今日は、久しぶりにまとまった雨が降りました。

アジサイにはやはり雨が似合いますね

 雨に打たれて、草花もホッとしていたようでした。
すっかり葉ばかりになったハナミズキからも
雨水がしたたっていました


ちょっと脱水気味だったバラの花びらにも
たっぷりの雨






























この雨を吸い込んで
来週あたりは収穫できるか
ミニトマト




























 雨上がりに虹を期待したのですが、残念ながら虹は見えませんでした。
THE RAINBOW GOBLINS by Ul de Rico (1978)



 虹を想うといつも思い出すのは、ウル・デ・リコというイラストレーターが描いた『虹伝説』という絵本です。



 七匹のゴブリン(子鬼)たちは、虹の七色の色をしぼり取って生きています。あるとき、虹を求めてゴブリンたちは山を越え谷を越えて旅をします。


 虹が生まれる谷では、自然の木々たちが、虹にゴブリンが近づいていることを報せます。待ち受けられているとは知らず、ゴブリンたちは虹の生まれる谷に入ります。

A long time ago, there was a hidden valley called
the Valley of the Rainbow,
where the animals lived in peace

 そして、今まさに虹が、大地から立ちのぼろうとしているときに、周りの自然からゴブリンたちは滅ぼされてしまいます。それからは、森や獣や鳥たちは静かに平和に暮らしました。
The sight of the meadow took their breath away
The rising arch of the rainbow was so bright

 そんなストーリーです。

 この絵本に触発されて、ギタリストの高中正義は『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』(1981年)というアルバムを作りました。絵本のお話を英語で挿入しながら、絵本から得たイメージをメロディにしました。

 この話を知ってから、虹の根元ってあるのだろうか、とずっと気になっていました。そして、数年前、桂川にかかる西大橋を渡っているときに、偶然、この虹の根元を見ることができました。そのときに撮った写真がこれです。ちょうど山と山の間に虹の足が挟まれているのが見てとれます。きっと、あそこが虹の根っこだったのでしょうね。
虹の根元を発見!