2013年6月20日木曜日

歯もさることながら噛むことが大切

 麻酔科の術前診察では、歯に関する質問をすることがあります。
 すなわち、グラグラしている歯がないかどうかの情報を患者さんから得るためです。なぜ、こんな質問をするのだろう?と不思議に思っておられる患者さんを時おり見かけます。挿管するために喉頭鏡を使って口を開くときに折れることがあること、さらに折れた歯が気管に落ち込むと大変なことになることを説明すると納得されるようです。

河原英雄先生
歯科河原英雄医院の河原院長が、大阪大学の調査を紹介していました。

 歯が21本あれば何でも噛むことができますが、歯が3本なくなると噛む能力は一気に6分の1にまで落ち、5本以下だとまったく噛めなくなるのだそうです。
 そして、歯がないと噛めないだけでなく、話せないし、笑えません。また、歯があっても、歯茎が炎症をおこしていると笑えないそうです。
 さらに、ガムを噛ませるだけで、全く笑わなかった人が笑うようになったり、誰かに支えらないと歩けなかった人が1人で歩けるようになる。ガムを噛むことによって機能が回復するのです。
(みやざき中央新聞 2013年5月27日 第2508号)

 80歳を過ぎても、自分の歯を20本以上残しましょうという、いわゆる「8020運動」には、それなりに根拠があるようです。

チーム小児麻酔
さて、女性スタッフでも、かたくなに従来のピンクのものを愛用するスタッフと、あれば柄物を選ぶスタッフに分かれるようです。
チーム今まで通り
服の柄より麻酔計画だわ…

チームガラガラ


 麻酔科でも柄物を着るスタッフが増えてきましたが、病棟へ上がったり、術前診察をするときには気が引けるという意見が目立ちます。
 今日、ICUから迎えた患者さんを担当したスタッフは、たまたま全員柄物でした。メンバーの一人であるナースのAさんは、「チームガラガラ」と命名していました。

 今日のお土産

 リフレッシュ休暇をとって、小豆島に行っていたT師長さんから、オリーブ色をしたチョコレートをサンドしたラングドシャのお菓子をお土産にいただきました。
 ありがとうございました。