2013年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます。

 あけましておめでとうございます。2013年になりました。
 新しい手術室の稼働まで、あとわずかです。

新しい年の初めに、歴史をふり返ってみたいと思います。

旧手術室。今は部長室として使われている
現在、各科の部長室として使われている北館東側にある一翼は、かつての手術室でした。二階建ての建物の二階部分が手術室にあたります。
 この旧手術室は、1992年(平成4年)まで使われていました。


 このときの手術室は、6室で運営されていました。各手術室の入り口がひとつしかなかったために、滅菌器材と汚染器材が交錯する動線を強いられていました。
 クリーンルームもありました。このときの排気装置は、術衣から外にはみだした太いダクトで排気を行っていたので、術者は長いしっぽをもった恐竜のように見えました。
 回復室もありました。当時は、手術件数も少なかったので、全麻後の患者さんも脊麻後の患者さんも必ず回復室に入って術直後の様子を観察していました。

手前の大きな窓の所が旧麻酔科医員室

1991年当時の麻酔科医員室
右奥のコンピュータがレトロだ


 麻酔科医員室は、二階の東北の角にあたる場所に位置していて、北と東にまたがる大きな直角窓が特徴的でした。現在は、職員の休憩室として利用されています。










 以前の麻酔科医員室の中で撮った写真(1991年12月撮影)が見つかりました。
 麻酔科医員室は、今より広かったような印象がありますね。置かれている機材は、さすがに時代を感じさせるものばかりです。












京都市立看護短期大学は
2009年の入学生を最後に
学生の募集を打ち切りました
もうひとつ、今後消えていくものがあります。



  京都市は、2010年以降、京都市立看護短期大学の学生募集を打ち切りました。事実上の廃校です。


 従って、2012年度を最後に、京都市立看護短期大学の卒業生を新規採用する機会は失われてしまいます。







西側からながめた旧京都市立看護短期大学校舎(左)と
京都市立病院新棟(右)
歴史の中で、栄えるものと廃れるものがあるのは仕方のないことです。問題は、新しく現れた状況に対して、わたしたちがうまく適応していけるかどうかです。

 吉田拓郎の『イメージの詩』の中にある、こんな歌詞を思い出しました。

古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船を 今 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は 知っているのさ
新しい海のこわさを



 本年もどうぞよろしくお願いします。