京大桂キャンパスの陸橋から見た時計台 |
ここにある時計台は、左京区吉田キャンパスにある時計台と違って、壁面にLEDが埋め込まれた最新型の時計台で、側面に絵や文字を浮かび上がらせることができるのです。
夜明け前の東山をのぞむ。 画面右4分の1あたりの山の端近くの赤い光が京都タワー。 この辺が京都駅です。 |
道路をまたいでクラスター間を結ぶ陸橋の上からは、東山の穏やかな山並みが見通せます。
冬至を過ぎて間がないので、太陽は、かなり南から昇ってきます。
すっかり太陽が昇りきっても、薄雲のフィルターのお陰で、太陽を肉眼で直視できました。
京大桂キャンパスから日の出をのぞむ。 左手は、生協の学食、カフェテリア。 |
日の出のことを英語では'the sunrise'と言います。でも、山の端から現れる太陽を見ていると、'emergence'という言葉の方が適切に思えました。
この'emergence'、救急という意味ではありません。
救急は'emergency'です。
'Emergence'は、水中から潜水艦が浮上するときなどに使われる言葉で、「現われ出る」とか「浮かび上がる」という意味になります。
カフェテリアの窓に映る太陽 |
実は、麻酔の用語でも、この
'emergence'が使われています。麻酔の領域では、これは「覚醒」と訳されます。
全身麻酔から覚めるときのことを、
「覚醒」と呼びますが、このときの様子が、ちょうど水中から潜水艦が浮かび上がってくるような感じ、ということなのでしょう。