桂川にかかる西大橋から西山を望む |
国立競技場も積雪のため、決勝戦は延期になっていました。
今日は成人式でしたが、関東以北の式場は、この雪で大変だったことでしょう。
麻酔科医員室の北の窓を覆うボードが取り払われました |
京都市立病院では、麻酔科医員室の北側を覆っていたボードが取り払われ、数ヶ月ぶりに窓が現れました。窓の右5分の2くらいは、新棟の手術室との連絡路のために遮られていましたが、やはり窓があると落ちつきます。
この連絡路、手術室の中からは、まだ交通していません。
新病棟が迫ってきた分、空は狭くなりました |
窓から見上げると、わずかに空が見えました。今日は雨模様だったので、右の写真の白い部分が空にあたります。
写真右手が新手術室への連絡路です。
というわけで、今日は接続の話をします。
I管 |
蛇管や挿管チューブをつなぐ器具(コネクター)があります。その形状から、I管とかY管とか呼ばれています。このコネクターには方向性があります。つまり、同じように見えるI管であっても、挿管チューブのコネクターやL字管がつながる方は一方だけと決まっています。
Y管 |
これを区別するために、一方には外側に余分な盛り上がりがリング状につけられているのです。このリング状の口径はやや大きいので、挿管チューブやY管を接続しようとするとすき間ができてしまいます。
正しい接続方向:すき間なし |
内側からのぞくと、コネクターの間にはすき間はありません。
リングのついた側は、ブカブカ |
過った接続方向:すき間がある |
ところが、リングの目印がついた側に接続しようとすると、このようにすき間ができて、うまくつながりません。
麻酔器と麻酔回路には、たくさんのコネクターがあります。このコネクターのはずれや誤接続は、事故につながる可能性があります。
中には、無理矢理接続すればつながったようにみえるコネクターもありますから、事故を未然に防ぐには、コネクターには方向性がある、ということをしっかり理解しておくことが必要だと思われます。