この抹茶トリュフは、ホワイトチョコレートに抹茶を混ぜたガナッシュを使っていますが、その素材には、大層こだわりがあります。
抹茶トリュフの断面 |
抹茶は、京の老舗「一保堂」の挽き立て抹茶「若き白」。ホワイトチョコレートは、スイスアルペンミルクを100%使用した、スイスのトップメーカー「カルマ社」のもの。そして、生クリームは、タカナシの乳脂肪分47%のものを使用しています。
さらに、素材ばかりでなく、発売時期によって、抹茶、ホワイトチョコレート、生クリームの配合割合を変えているそうです。
抹茶トリュフの発売期間は、11月から春先くらいまでなのですが、発売開始の11月と1〜2月の寒中では、常になめらかで口溶けの良い味わいになるようにバランスを考えて、その配合を変えているのだそうです。
まさに職人のこだわりですね。
順天堂医院副院長の稲田英一先生は、「麻酔科医は名医としてリストアップされることは少ない、『神の手』をもつ麻酔科医は求められていない、麻酔科医に求められているのは、安全、確実に麻酔を施行することである。ある麻酔科医にしかできないような名人芸を要する麻酔法は求められていない。十分なトレーニングを受けた麻酔科医なら誰でも、素晴らしい麻酔を含めた周術期管理ができるようにすることが目標である」と述べています。(稲田英一「Vol.20を迎えて 悩みや迷いの中で、その道標となりたい」LiSA Vol.20 No.1)
餅は餅屋?だから小児麻酔科医? |
しかし、同時に「麻酔科医に『名医』がいないとはいえ、誰が麻酔をしても同じというわけではない」とも言っておられます。点滴、気管挿管、神経ブロックなど技術的な面でも「スムーズに、患者に不安を与えることなく、最小限の痛みで、最短の時間で、確実に、完璧に行うことは容易ではなく、手技をマスターするための奥は深い」のです。
また、知識面では「怠慢や不十分な思慮のために想定外となる事象を最小限にする(できればなくす)ことが重要」です。
最後に、「よい医師、よい麻酔科医であるかどうかは、患者さんに満足してもらえるような麻酔管理が行えるかどうか」にかかっているので、患者満足度にも気を配ってと述べておられます。
抹茶トリュフほどのこだわりでなくても、私たちも、自分がする麻酔が最高なんだと自負できるような麻酔管理へのこだわりを持ちたいものですね。