今年は、天壇の祗園本店での開催。参加者は総勢74名でした。
京都駅ビルのガラス屋根に映る 京都タワー |
京都駅にあるタルトのお店の ディスプレー |
旧「四条」駅 今は「祇園四条」と改名 |
で、肝心の忘年会の写真撮影は、焼き肉に心を奪われて忘れてしまいました。
さて、今年の京都市立病院麻酔科の話題のひとつは、デスフルランの導入でした。
デスフルランの気化器 |
覚醒の早さはうわさ通りで、かなり肥満体の患者さんに使用して、6%からいきなり切っても5分程度で覚めてくる印象です。
デスフルラン7%で麻酔中。 ラリンジアルマスクで気道確保。 自発呼吸。 |
先日は、10歳の男児で、ラリンジアルマスクで気道確保して、自発呼吸で管理した症例がありました。このときは、6〜7%でもしっかり自発呼吸が維持できて、手術の刺激に対してもとくに息こらえを生じることなく経過しました。
術後、デスフルランを切って、胃管を抜こうとしたときに顔をそむける体動がみられました。セボフルランの覚醒時に見られる「興奮期」にあたる体動のようにも見えますが、やがてこれも落ちついてきます。
デスフルランは気道刺激性が強いため、セボフルランでするような緩徐導入はできません。小児の場合も入眠は、バルビツール酸ないしプロポフォールで行います。
このデスフルランのにおいなのですが、実はよく分かりません。気道刺激性が強いので、さぞかしにおうのだろうと思っていたら、案外においがわかりません。ただ、A部長は、「挿管チューブのコネクターをはずしたときに、眼にきた。ほんまにわさびみたいや」と言っておられました。ドクターOは、においはないが、やたら咳が出た、と言っていますが、いわゆる「どんなにおいか?」に対する表現がまだありません。