2013年4月9日火曜日

祭りのあとの淋しさは…

葉桜五分開き
京都市立病院の南駐車場の桜は、葉桜五分開きといった感じになっています。
 それにしても、桜が咲くときには、五分咲きとか七分咲きという表現があるのに、葉桜のときにはこうした表現がないのはなぜかしら?











 吉田拓郎に「祭りのあと」というちょっと気が滅入るような歌があります。

   祭りのあとの淋しさが
   いやでもやってくるのなら
   祭りのあとの淋しさは
   たとえば女でまぎらわし
   もう帰ろう、もう帰ってしまおう
   寝静まった街を抜けて

という歌い出しです。

 手術のあとの淋しさは、どうでしょう。

血液で汚染されたドレープや器械類
 切り落とされた縫合糸
 バルーンバッグから取り出した尿
 汚れた床
 満杯になったゴミ袋

 これらを片付けてくれているのが、助手さんたちです。







 彼らは、使用後の室を掃除し、麻酔器の配管もきれいにふいてしまってくれます。














 新しい手術室の運用では、手袋やガーゼ、輸液セットなどをひとつのカートに収納しています。使用後は、助手さんたちが使った物品を補充してくれています。









 こうした陰の力に支えられて、日々の手術室運営が滞りなく進んでいることを忘れてはいけませんね。
 いつもありがとうございます。

















  手術のあとに見つけたものがもうひとつありました。
左は、水がないウォータートラップ
右は、水が溜まったもの。
斜めにすると溜まった水がよく分かります。
呼気ガスモニターのガス吸入口に取り付けられたウォータートラップに溜まった水でした。

 呼気ガスモニターは水の混入に弱いので、分析器の入り口に必ずウォータートラップが取り付けられています。しかし、このトラップにも限界があるので、オーバーフローすれば、分析器の中にまで水が入り込んで分析を壊す恐れがあります。






サンプリングチューブの接続口は、
患者の体位がどのようであっても
必ず上にくるように接続しましょう!

 呼気ガスモニターに水を混入させないためには、サンプリングチューブの最初の部分、すなわち人工鼻の接続部のところでの取りつけ方に注意を払うことが大事です。
 人工鼻の患者側には、サンプリングチューブの接続口がついていますが、患者がどのような体位になっていても、この接続口が必ず上になるように挿管チューブや蛇管を接続しなければなりません。







 今日は、専攻医頭のK先生から当直さんへの差し入れがありました。

新館2階のドトールのミルクレープ。
 とてもおいしくいただきました。
 ごちそうさまでした。