2013年4月2日火曜日

さあ、船出だ!

 院内のオリエンテーションを終えて、麻酔科の専攻医やスタッフの先生方には今日から手術室の仕事に入っていただきました。麻酔科の人数が増えたので、これからは朝の麻酔科プレゼンを広いカンファレンス室で行うことになりました。 

臨時手術も三件(うち麻酔科管理が一件)入って、手術室も本格的に動き始めました。
 医員でスタッフとして勤務されるE先生は、これまで淡路島の病院に勤務されていたため症例に恵まれず、どんどん麻酔の経験値を上げたいとの希望をもっておられます。今年は麻酔科の専門医試験にもチャレンジをされる予定です。
モニターを見つめるE先生

















右がM先生。左は友情出演のナースのTさん


 専攻医のM先生は、埼玉から来られました。まだ、麻酔業務の経験は浅く、今は乾いたスポンジのように知識も技術も吸収していくようです。











野武士のような風貌のA先生


 もうひとりの専攻医のA先生は、一度社会人として活躍された後、医学部に進学されていて、早く独り立ちしようと闘志を燃やしておられます。











専攻医頭としてプレッシャーに負けぬよう
勉学に励むK先生


 一足早く、昨年の秋から専攻医をしているK先生は、今や専攻医頭として、二人の後輩専攻医の面倒を見てくれています。















H先生(右)と麻酔中のK先生(左)


 今年、研修医2年目になったK先生は、将来麻酔科を志望されています。選択研修で来月も麻酔科を研修される予定です。今日は、H先生に麻酔の指導をしていただきました。










新しく来られた術中血回収装置くん
 もうひとりの新人は、ドイツ製の術中血液回収装置、愛称CATS(ネコ)です。従来のものと違って、加速器のようならせん回路の中を回収血がめぐって、生理食塩水で洗浄される装置です。ヘマトクリットが常に65%になるように調整されているので、回収血液量が少ないときには、返血量が少なくなってしまうそうです。
 さらに、同様の機種の中では、この器械がもっとも脂肪除去率が良いのだそうです。(96%程度の除去率)
回路内左手の黄色い部分が除去された脂肪成分