2013年4月12日金曜日

新館の階段では、なぜ二段飛びができないのか?

 ここ二、三日、三月の下旬に戻ったような肌寒い日が続いていますが、京都市立病院の南駐車場の桜は、順調に葉桜への道を歩んでいます。













 今日は、府立医大からH先生がみえました。これから毎週金曜日に来て下さる予定です。



 


 夕方にはすでに打ち解けて、来週の予定手術の麻酔を検討しながら、T先生と談笑されていました。







 ところで、新館ができてから、階段を二段飛びで昇ることができなくなってしまいました。どうやら、一段の高さが、本館の階段より高くなっているようです。
 そこで、今日はどれくらい高くなったのかを実際に計測してみました。

本館の階段の高さ
約17cm
新館の階段の高さ
約20cm
結果、本館の階段の高さは、約17cmでした。一方、新館の階段一段の高さは20cmもあり、新館の方が約3cmも高いのです。だから、二段飛びしようとすると、今までよりも約6cm高く飛ばねばならないわけです。
 これでは、劇団四季の団員なみの脚力がないと、ちょっと二段飛びは苦しそうです。







 この階段の高さのことを、建築用語では「蹴上げ」と呼んでいます。また、足をのせる板の巾のことを「踏み面」といいます。そして、昇りやすい階段という意味で便宜上使用されている簡易計算式に、次のようなものがあります。

 蹴上げ高さ×2+踏み面巾=65〜61

本館の踏み面巾
31cm
新館の踏み面巾
29cm

 新館と本館の踏み面巾はどうでしょう?
 計ってみると、踏み面の方は、本館が約31cm、新館が約29cmでした。





 先の、昇りやすい階段の簡易計算式に、それぞれの数値を当てはめてみると、次のようになります。

   本館:65
   新館:69


 この結果からも、新館の階段を二段飛びできるのは、やはり劇団四季の団員くらいかな、と思えてきますね。
And she's buying a stairway to  ...