2013年12月15日日曜日

ハワイの知恵:ホ・オポノポノ

 自分の周りで起こることが、すべて自分に責任がある、と考えたらいろんなことが解決するのだそうです。

 ホ・オポノポノというのは、ハワイ語で「完璧な道」という意味です。このホ・オポノポノは、数百年も昔からハワイに伝わる問題解決法なのだそうです。ネイティブ・ハワイアンの人たちは、仲間内で問題が起きたときに、みんなでとことん論議をしていました。その時に、根本的に問題を解決するために実践していたのが、ホ・オポノポノなのだそうです。
今日は一日、空が雲で覆われていました

 このホ・オポノポノを、ハワイの伝統医療のスペシャリストである、故モーナ・ナラマク・シメオナ女史が、誰かに頼ることなく、自分の内側に答えを求めていくことで、自分の力で問題を解決できる方法に進化させました。これが「セルフアイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ(SITH)」です。







 ホ・オポノポノでは、人が思うように生きることができないのは、潜在意識(ウニヒピリ)の中にある記憶が原因だと考えています。この「記憶」というのは、単純に自分が送ってきた幼い頃からの人生の記憶だけではなく、宇宙が誕生してから今日に至るまでの森羅万象のすべてが体験した記憶を指します。
夕方は、冷たい雨が降っているのに
月が見えました。(月齢12.5)

 何か問題が起こると、私たちは外に原因を求めようとします。相手が悪い、職場が悪い、世間が悪い、時期が悪い、等々…。しかし、ホ・オポノポノでは、自分自身の身の上に起こることも、自分の周りにいる人に起こることも、すべて自分の責任だと考えるのだそうです。意識の上では納得がいかなくても、私たちは潜在意識(ウニヒピリ)の奥底でみなつながっており、ゆえに自分以外の人が経験したことであっても自分の記憶と同じだと考えるのです。
 私たちは、知らず知らずのうちに記憶に振り回されて生きているのです。だから、私たちが思うように生きようとするためには、潜在意識(ウニヒピリ)にある記憶を手放さなければなりません






 それらの記憶を消去することをクリーニングと呼んでいます。その代表的なツールが、たった四つの言葉を唱えることです。その四つの言葉とは、

 ありがとう Thank you.
 ごめんなさい I'm sorry.
 ゆるしてください Please forgive me.
 愛しています I love you.

です。これらの言葉をくり返し唱えれば過去の記憶が消去され、ゼロの状態に近づくのだとか。
参考文献:イハレアカラ・ヒューレン&カマイリ・ラファエロヴィッチ監修『誰もが幸せになれるハワイの叡智』[宝島社]