2013年9月7日土曜日

日本麻酔科学会第59回関西支部学術集会

 今日は時おり小雨の降る、あいにくの天気でしたが、大阪中之島にある大阪国際会議場で、麻酔科学会関西地方会が開催されました。
会場の大阪国際会議場


 京都市立病院麻酔科からは、Et先生とMw先生が、それぞれポスター発表をされました。会場は、機器展示場の一角にあって、少し騒々しい中でしたが、演者と聴衆の距離が近くて、気軽に質問できる和やかな雰囲気の中で、お二人とも無事に発表を終えられました。
Et先生の発表は、以前におられた病院での
経験に基づく内容でした

 Mw先生にとっては、これが医師になって初めての発表でしたから、話し終わるまでは少し緊張をされていた様子でした。

ポスター発表は胎教にいいのかなぁ〜?

 ランチョンセミナーでは、住友病院感染制御部の林三千雄先生による「麻酔科医のための感染対策」と題する講演を聞きましたが、実務にかかわる本音の話も出ていて、興味深かったです。

 たとえば、空気感染を防ぐN95というマスクは、ぴったりフィットしないと意味がありません。フィットしているかどうかを確認するためには、けっこう厳重なチェックがいるのに、日本ではほとんど実施されていないとのこと。さらに、個人によってフィットする製品とそうでないものがあるので、最低三種類くらいを用意しておかないとジャストフィットするものが得られないとのこと。
N95を装着するときの
ダブルチェック項目
フィットテストとシールチェック
顔面の凸凹は人によってまちまち
最低三種類のマスクが必要














 さらに、医療器具を介する院内感染は、近年けっこうシビアにチェックされるようになってきたけれども、病院の環境設備を介した院内感染が軽視されている、という話もされました。
 ご自身の経験から大阪住友病院でのウォッシュレットトイレを介した耐性緑膿菌感染の院内感染事例を紹介されていました。
あらゆる感染防御策を実行しても、耐性緑膿菌が減らなかったのが、
温水ウォッシュレットの使用を禁止してから激減したそうです。

林先生は、病院のウォッシュレットを使わないそうです