2013年2月21日木曜日

麻酔回路を正しく描けるかしら?

 一昨日、シータ回路を紹介しましたが、かつて、近畿麻酔科医会主催の基礎麻酔学セミナーで紹介された、麻酔指導医口頭試験での「閉鎖循環式麻酔回路を描きなさい」という質問の回答例を思い出しました。

毎日使っている麻酔回路なのに、いざ絵に描こうとすると「う〜む」と腕組みしてしまいます。

 写実的に描くのではなく、麻酔回路を構成する部品とその配置に注意をはらって、模式的に描くのが理解しやすいのでしょうが、ついついふだん使っている麻酔器の姿を思い浮かべて描いてしまいそうです。




 この「閉鎖循環式麻酔回路の記述問題」では、過半数の受験者が正解できなかったそうです。いろんな会社のいろんな麻酔器があり、外観はそれぞれ違っています。でも、弁の位置、バッグの位置、キャニスターの位置等はどの麻酔器も共通であるはずです。

 研修医の先生方に絵を描いて麻酔回路の説明をするときの模式図をひとつマスターしておくといいのかもしれませんね。


 今日の差し入れ、郵便局に用事で出かけたK先生が帰りにミーマンでケーキを買ってきて下さいました。

 ありがとうございました。