2013年2月19日火曜日

そう言えば、蛇の話題がまだでした

 今年は巳年。ヘビ年ですね。そう言えば、まだヘビの話をしていませんでした。

 ヘビと言えば、麻酔の業界では、蛇管を思い浮かべます。
シータ回路

向かって左が吸気側、右が呼気側
吸気は青い隔壁の左を、呼気は右を通ります

 先日、シータ回路という新しい蛇管を業者が紹介してくれました。一見、F回路のようにも見えるのですが、管をのぞいてみると、蛇管を半円で区切るように青い隔壁が見えます。
 この姿が、ギリシャ語のシータ(Θ)に似ていることから、シータ回路という名まえがついたようです。












断面を見ると、ギリシャ語のΘのように見える


 蛇管は、英語ではhose。Gas supply hoseとも言いますが、ヘビとはまったく関係がありません。

 日本語の蛇管というのは、おそらく管が長いことから蛇を連想して命名されたのでしょうね。

 そう言えば、ルナールの『博物誌』の中で、蛇は次のように言われていましたね。

 「蛇、長すぎる」