2014年1月18日土曜日

There are places I remember…

 ビートルズに、〈イン・マイ・ライフ In My Life〉という曲があります。

ビートルズの《ラバー・ソウル》
このアルバムのB面に〈イン・マイ・ライフ〉
があります。

  記憶に残っている場所がある
  無くなってしまったところもあり
  まだそのまま残っているところもある
  どの場所にもそれぞれ思い出がある
  恋人や友だちと共にした場所
  ぼくの人生の中で
  それらの人たちみんなを
  ぼくは愛してきた

 ちょっと感傷的な歌詞ですね。






 本館手術室の元クリーンルーム(旧ルーム3)は、今では器材庫になっています。かつては、この室で整形の股関節や膝関節手術が行われていました。
旧ルーム3でのクリーン手術


珍しく旧ルーム3で行われた外科の緊急手術

旧ルーム3、最後の姿



















 去年閉鎖された京都市立看護短期大学の建物は、今でも残っていますが、この看板はもうありません。
 来春からは、四年制の看護大学として、新しく増築された校舎を加えて、新たな学生を迎え入れようとしています。

旧京都市立看護短期大学校舎











 





 人もまた然り。




 京都市立病院手術室でかつて共に働いた同僚も、今はそれぞれの道を歩んでいます。








 組織を構成する一個一個の細胞が入れ替わっても、組織の文化は継承されていきます。





 かつて、吉田拓郎は〈イメージの詩(うた)の中で、こう歌いました。

 古い船には新しい水夫が
 乗り込んで行くだろう
 古い船をいま 動かせるのは
 古い水夫じゃないだろう
 なぜなら古い船も 新しい船のように
 新しい海へ出る
 古い水夫は知っているのサ
 新しい海のこわさを

 将来の京都市立病院を支え発展させていくのは、明らかに今の研修医・専攻医諸君なのです。