今年の正月は、比較的穏やかな気候です。今日も暖かい一日でした。
一年の計は元旦にあり、などと申しますが、そんなとき人は、「今年こそは△△の資格を取るぞ!」とか「ウエスト××cm減らすぞ、ダイエット!」とポジティブな目標を立てるものです。でも、三日坊主という言葉があるように、目標に向かって努力を持続するのは、なかなかむずかしいようでございます。
そこで、今日は、努力が続くように、元気のでる言葉をいくつか紹介しましょう。
千里の道も一歩から、などと申しますが、花や木と違って、人を作るのは、並大抵のことではありません。
一年を思うものは、花を育てよ。
十年を思うものは、木を育てよ。
百年を思うものは、人を育てよ。
などと申します。
また、角界でも同じようなことが言われております。故・二子山親方の言葉に、こんなのがございました。
今伸びて強くなったのは、今朝やったこと、今日やったこと、今月やったことのおかげじゃない。三年前の稽古が今の場所にあらわれている。
事を成し遂げるのに、焦りは禁物。
建物は、高ければ高いほど、
基礎を深く作るものだ。
と、トーマス・ J・ケンピスという人が言ったとか。
とにかく、夢はあきらめないことが大事なのです。
『NASAより宇宙に近い町工場』[ディスカバー]を著した植松電機専務取締役・カムイスペースワークス代表取締役の植松努氏は、ダジャレのような励ましをしておられます。
「感動」という言葉そのものに、ヒントが隠されている。「感動」をアルファベットで書くとCAN DO。やってみたいと感動してやってみること、それはcan do、やってみればできる。
NASAの門に刻まれている言葉は、
DREAM CAN DO, REALITY CAN DO.
—思い描くことができれば、それは現実にできる。
かのダライ・ラマ14世も励ましておられますよ。
自信を喪失してはいけません。
人間にはみな、同じ能力が備わっています。
「私は価値のない人間だ」と考えるのは間違っています。
これ以上、何が欠けているというのでしょうか。
意志の力があれば、何でもできるのです。
しかし、自信を失い、
「私のような者に一体何ができるのか」
と思うなら、成功への道は閉ざされてしまいます。
たいていの人は、一年の計画を立ててから仕事を始めようとするでしょう。ところが、ドラッカー先生は、これではうまくいかないよ、と言われました。先生は、まず「時間からスタートしなさい」と諭されました。
成果をあげるための第一歩は、時間の使い方を記録することである。リアルタイムに時々刻々を記録することである。継続して時間の記録をとり、その結果を毎日見ていく。
そして、日々の日程を再検討して組み替えていく。やる必要のない仕事、成果を生まない時間の浪費となる仕事を見つけ排除する。
そのような時間の浪費を見つけるためには、記録に出てくるすべての活動について、まったくやらなかったならば何が起こるかを考えればよい。やめても何も起こらないのであれば、明らかに結論は直ちにやめよである。(『経営者の条件』)