戸塚隆将『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』(朝日新聞出版)は、発行は2013年8月30日。紙媒体では、¥1,365ですが、Kindle版だと¥836で、少しお得になっているのです。このように、電子書籍は、新刊であってもかなりディスカウントされていることがあります。ざっと眺めると図は二つしかありませんから、ほとんどが文字情報です。文字情報だけだったら、できるだけKindle版を購入することにしているので、この本に関しては、しまった、と思いました。
同じ新刊でも、購入する時期によって、価格がぐんと変わるので、油断できません。9月28日に垣根涼介『光秀の定理』(角川書店)をKindle版で購入したときは、¥1,600でした。紙媒体の書籍は¥1,680でしたから、Kindleで購入してもあまりお得感はありませんでした。発行は、紙も電子版も2013年8月30日でした。
ところが!今日、確認してみると、同じ本がKindle版で¥800にダンピングされていました。う〜む…。あと一週間ほど待てば安く買えたのに、と残念に思いました。
ひょっとしたら、発行日からひと月くらいは、ダンピングされないのでしょうか?
さて、今日、購入したもう一冊の本は、遠藤功『言える化 「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密』(潮出版社)でした。
ガリガリ君というのは、スティックについたかき氷風アイスの名前です。定番のソーダ味だけでなく、毎回いろんな味や、奇抜なアイデアのアイス(コーンポタージュ味、ラーメン味など)で世間を騒がしているアイスです。
この本の装丁は、ガリガリ君の袋に描かれているガリガリ君をデザインした高橋俊之さんが手がけています。
まず、目につくのが、本の表紙に描かれたガリガリ君の顔。この顔が章ごとに現れます。
ページをめくると、ページの下方にパラパラ漫画がついています。これは、さすがに電子書籍では再現できないワザだなと思いました。
さらに、腰巻きについた応募券を読者カードに貼って応募すると、赤城乳業のアイス詰め合わせが抽選で50名にプレゼントされるというオマケ付!
ページの端にパラパラ漫画がついている! |
本の終わりには、迷路のオマケもついている! |
赤城乳業のホームページにある会社案内には、「ひとりひとりが『遊び心』いっぱいの人生を送りましょ。(そんな人たちが集まれば、小さくても強い会社にきっとなれるはずだから)」と書かれています。遠藤功氏は、この「体質」の良さが赤城乳業の秀でた競争力の本質ではないか、と分析しています。
とにかく、この本は、電子書籍では伝えられない「遊び心」を伝えてくれたという点で、大いに評価できます。
えっ?アイスの応募券はどうしたのか、ですって?もちろん、すぐに応募葉書を出しました。