2013年8月21日水曜日

The Times They Are a-Changin'

 今日は、香川大学医学部から5年生のAhさんが病院見学で、麻酔科を訪問してくださいました。

 専攻医や研修医の先生方とともに、終日手術室の中で過ごされました。
 夕方は、例によってお客さんを囲んでお茶の時間となりました。今日は、専攻医のAk先生が、菓子職人で色とりどりのケーキを買ってきてくださいました。

 Ahさんに、どうして京都市立病院を研修先に考えているのかを聞くと、「(誰に勧められたからでもなく)ホームページを見て、興味をもったから」との答えが返ってきました。同席していた研修医1年目Km先生は、「(他の病院と比べて)雰囲気がよかったから」とのことでした。

 かつては、大学の医局に入局して、そこを足場にいわゆる「関連病院」に一次出張し、大学に戻って、大学院生となったり修練医を続けて、二次出張へ…というようなパターンが多かったのに、AhさんやKm先生の話を聞いていると、今の学生諸君は、よりよい研修病院を選び始めているのかもしれないと思われました。







 帰り道、烈しい雷雨に見舞われましたが、夜には澄んだ夜空の雲間から、綺麗な満月が見えました。


 この月を見ていると、ボブ・ディランのThe Times They Are a-Changin'(時代は変わる)という歌がふと思い浮かんできました。









 さあさあ みなさん お集まり
 どこを歩き回ろうと 確かなのは
 水が流れ込んで かさが増しているってこと
 気づかなかったら 骨までずぶぬれになるぜ
 泳ぎ始めた方がいいよ さもなきゃ石のように沈むだけ
  時代は 変わるもの なんだから

 声に耳をすまして下さいな 議員の先生方
 ドアの前でつっ立って
 ホールを塞ぐのはやめなよ
 邪魔する奴がケガをするのさ
 外では闘いが激しさを増している
 やがてあなた方の窓をふるわせ
 あなた方の壁をガタガタ揺らすでしょうね
  時代は 変わるもの なんだから

 全国の父さん母さん
 自分が理解できないからって 非難するのはやめてよ
 あなた方の息子や娘たちは
 もうあなた方の支配のかなたにいるんだよ
 あなた方のやり方は どんどん古くさくなっているのさ
 手を貸してくれないのなら おれたちの新しい道からどいとくれよ
  時代は 変わるもの なんだから


 「大学医局」とか「大学の関連病院」という言葉に拘泥している一部の大学の先生方に、そのまま捧げたいような歌詞ですね。
 
今日の逸品

菓子職人のケーキは見栄えもいいし、味も良い。大きさもまたちょうどよい。