2013年8月6日火曜日

100÷3÷3÷3÷3=?

 今日から夏期休暇をとるので、2−3日ブログをお休みします。

 ところで、手元に電卓があったら試してみてください。

 100を入力します。


 
それを3で割ります。











 さらに続けて3で割ります。



 








もう一度3で割ります。












 最後にもう一回3で割ってみましょう…

 

 さて、結果は……















 8ケタ表示の電卓だったら、1.2345678という答えになるので、知らない人にこれを見せると、たいてい「へぇ〜」と感心されます。10ケタ表示の電卓では、1.234567901となってしまうので、あまり面白くありません。
 これは、電卓の小数点8ケタ以下の処理方法に伴う現象です。

 100を3で2回割ると、11.111111となります。これをさらに3で割ると、10ケタ表示だと3.703703666となるのですが、このとき、8ケタ表示の電卓は、小数点8ケタ以下を切り捨ててしまうのです。このため、8ケタ表示電卓では、3.7037036を3で割ることになり、答えが、1.2345678となってしまうのでした。

術中血液回収装置CATS

 例に用いた電卓は、術中血液回収装置CATSに備え付けられていたものです。したがって、この電卓を用いている以上、術中出血量の計算においては、8ケタ目の数字は当てにならない、ということになりそうです。(もっとも1000万gも出血した例など聞いたことありませんが)