2013年3月15日金曜日

四月になれば彼女は…

 サイモンとガーファンクルの歌に、『四月になれば彼女は』(原題:April come she will)という歌があります。
 これは、恋愛の歌で、四月に彼女がやって来て、一緒に過ごし始めたけれど、八月にははかなく死んでしまい、九月には想い出だけが残りました、という切ない歌詞です。

 京都市立病院麻酔科では、この三月に二人のスタッフが退職ないし休職します。しかし、四月には入れ替わりに新しいスタッフがやってきます。


ロッカーを取り払った男子更衣室
床にはロッカーのサビ跡が…



















 2名の専攻医、2名の常勤医に加えて、パートの先生方が新たな戦力として加わる予定です。この新戦力を受け入れるために、麻酔科医員室も机を増やして、受け入れ体勢を整えつつあります。新しいエリアとしては、元男子更衣室を予定しています。この部屋は、平成四年以来同じ場所にロッカーが置かれていたので、床のロッカー設置部分には鉄さびの汚れがこびりついていました。
サビを落として床もきれいになりました
今日は、このサビをきれいに取って、床を掃除してもらいました。ここに事務机を新たに八つ入れて、新人スタッフの受け皿を用意します。

 April come they will
 When streams are ripe and swelled with rain...
 四月になれば彼らがやって来る
  そのとき、川は豊かに満ちて、雨で水かさを増している…

 さて、新棟の新手術室では、壁面に二台の大モニターが設置されているほかに、天井からの吊り下げモニターが4ないし6台設置されています。ここに映す画面は、術野の映像だけではなく、麻酔の生体情報モニター画面や、顕微鏡、内視鏡の画面などどれでも選択することができます。

 ドレーゲルのFabius Tiroでは、麻酔生体情報モニターを麻酔器本体の上に載せているため、画面を見るときに首を少し上方へ傾けなけれならず、けっこう首に負担がかかります。それに、画面に光が反射して見辛くなっています。
Tiroの上のモニターは見上げないと見えない
画面も少しハレーション
吊り下げ式モニターは大きく鮮明


 そこで、吊り下げ式のモニターを一台、麻酔生体情報モニターの表示画面として使わせてもらうと、けっこう低い位置までモニターを下げることができ、画面も大きくかつ鮮明になります。サブモニターとして使えそうですね。