2013年7月19日金曜日

ダ・ヴィンチが来た!


 NHKの番組に『ダーウィンが来た!』という、地球上の生き物を紹介する番組があります。
 
 ダーウィンは、ビーグル号に乗って、5年間航海を続け、ガラパゴス島にわたってその島独特の動物たちを観察した結果、進化論を唱えるようになりました。今でも、生物の進化といえば、ダーウィンの名前が挙がってきます。
 だから、こうした生き物の番組には、ダーウィンの名がピッタリ合います。





 一方、ダ・ヴィンチという人は、万能人でした。絵を描き、彫刻をし、いろんな機械を設計して製作し、人体解剖までするという、とんでもない人でした。実現はしなかったものの彼が空を飛ぶ装置を考えていたのは、残された素描から明らかです。
竹トンボから着想したと思われる
ヘリコプターの絵

コウモリの羽を元に考えられた翼のデザイン


ダ・ヴィンチによる脊椎の素描

恐るべき緻密さ!

 ダ・ヴィンチは、このように新しい機械の発明も工夫していた人であるとともに、医学(解剖)にも興味をもっていました。
 ですから、手術を支援するロボットのネーミングとして、ダ・ヴィンチの名を借りてきたのは、ピッタリだったと言えそうですね。
















 今日の夕方、この天才ダ・ヴィンチの名まえをつけられた、手術支援ロボットが、京都市立病院の手術室に搬入されました。午後からのウロの手術が終わるまで、ダ・ヴィンチは、3番の室で待機していました。スタッフが一定のトレーニングを経た後、約一ヶ月後には、いよいよロボット支援下での手術が始まります。
コントローラー
術野操作アーム



さっそくダ・ヴィンチを操作するM先生(?)

準備体操をするダ・ヴィンチくん